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詩人:さきネコ
目的のある旅路だったら
こんなにも簡単じゃないさ
重くなりつつある歩を進め
理屈じゃわからない何かを求めてる
窮屈な花園と
自由の牢獄は
見えない糸で繋がってる
地球の内側まで焼ききって
もしもすべてが変わって
僕の腕の中にそっと
翼や光や感情や 君が
飛び込んできたなら
それまで持っていたすべてを
この道に捨ててしまってもかまわない
大空に捧げても ひとかけらも残さず
失ってもかまわない
目覚めた 封印されたはずの力は
何もかも飲み込んで 消えようとする
それでも こんなにも愛せるのは
遠い日に 幻でも 誰かに出会えたから
誰かと共に歩けたから
からっぽになった目の前に
唯一信じられた 君がいてほしい
無力だから 僕は前に進むんだ