詩人:どるとる
後ろから走ってきた車のライトに追い越されただけで気持ちぐっと揺らんだ夜 蚊の心みたいにちっぽけな僕のハート 帰り路のセンチメンタルわき上がる切なさが砂浜に押し寄せる波のように引いていくときかならず何かを連れ去ってゆく それが 笑顔だったりするんだねだから 涙はしょっぱいんだね海から はこばれた水だから押し寄せる波のように僕の笑顔を奪うかわりに涙を残していった。