|
詩人:ℒisa
暖かい家で
飼い慣らされた
血統書付のあなたに
ほとんど野良で雑種の私の気持ちなんか解るわけ無い
解るわけないのに
偉そうに
大抵説教かましてくる
血統書がそんなに偉いのか
お手やらお座り出来るのが
そんなに自慢なんだ
そうやって暖かい家の中で
すまして生きてりゃいい
小さい小さい屋根の下で
あぐらかいて
説教していればいい
こっちは1日生き抜くのだって
精一杯なんだ
どうせそんな説教
心でなんか聞き取れない
誰もそんな暇はないんだよ
どうせ解るわけないから
誰もあなたにそう言わないだけ