詩人:ジャガー
壊れそうなくらい
痛め付けてた胸を
駆け抜けたのは
混乱しそうな日々に
無意識に拾っていた
不安という名の衝動だ
赤いピエロが手招きする方へ
黒いカーテンを次々にめくって行くぜ
あの夜に
さよなら言います
立てた誓いを
身体から取り出して
この夜に
置いて行きます
この道を行くには
あまりに重すぎるから
張り裂けそうなくらい
痛め付けてた胸に
ぼんやり映ったのは
振り返りもしない
誰かの背中だ
赤いピエロが手招きする方へ
黒い絨毯を次々に照らして行くぜ
あの夜に
ありがとう言います
立てた誓いを
身体から取り出して
この夜に
置いて行きます
この道を行くには
あまりに重すぎるから
あの夜にさよなら
あの夜を…