詩人:黒夢
もやもやと、じわじわと。
ゆっくりゆっくり、心に浸透していく。
この感情の名を、誰か教えて。
悔しい。羨ましい。
写真の中で君と共に笑う
名前も性格も、声も知らない人々。
羨ましい。寂しい。
僕の知らないところまで君を知る
今も仲の良いあの子。
不安になって会ってみても
余計に不安になってしまった。
あの子となら会話が弾む?
こんな沈黙、ないんだろう?
気付かないで。
こんな醜い想いは要らない。
お願いだから気付いて。
こんな不安取り除いて。
寂しくて、悔しくて、羨ましくて。
どうか、どうか。
君の言葉でこの想いを砕いて。