詩人:soul
風が吹いた
夜が窓からやって来た
蛍光灯は輝いた
世界は静けさを増した
平静な日がまた続く
いつか見た家族の風景
そこに狂気が混じれば
どうだろう
なんて妄想
空間が歪む
細胞が活発
朝が窓からやって来た
乱反射して輝いた
お決まりの今日
始まった
穏やかな昨日の続き
同じ日常に飽きたから
変化が欲しいって
旅に出た
なんてさわりだけで
また箱の中
依存心は今更
消えるもんでもない
諦めは賢い
偉くはないが
楽なんだろう?
いくら語られても
ねえ
そりゃあ他人の行動なんでしょう
我が物顔で気づかんまま
お決まりの口上
脳内回路が凍り付く
平静な日がまた
滞りなく続いてく