詩人:快感じゃがー
途轍もない嫌悪感、襲う。
この苛立ち、誰に撃とうかな
向き合ってしまえば
意外に眩しいんだな、なんて
明け方のやさしい薄紅色・・・
侵食してく
真新しいカーテンが
眼に刺さって
なんにも見えなくて
明日の真っ暗な道
考えるたびにね、
この輝き閉じ込めて
しまいたいと想ふの
自由と不安は
交互にやってきて
強がりを求めるのはそのせい
でも、ゆっくりと眼を開けて
あなたの言葉、
ただ、呟いて。
それだけで、此処に
意味が生まれるのよ
ボクを肯定する声が聞こえるのよ
たった一瞬の哀しさに
弱さすり替えて
昨日に堕ちてゆきそうでも
臆病を逃げ道に仕立てても
ひたすらに思い出す、その声が。
それだけで、此処に
意味を生んでくれるのよ
通過点は、まだ見えない
ひとり気後れ・・・焦ってばかり
だけど、また思い出すよ
此処に。
この道のはかない歴史
幾度となく思い出すよ
穢れなきその心
眼に刺さるやわらかな光は
ほら、ぜんぶ
抱きしめられるから
この手は
抱きしめられるから
あなたを
抱きしめられるから
だから、もうちょっとだけ・・・
明日を期待してみようか