詩人:清彦
人は過ちを繰り返す
信号待ちの交差点
本当はいつ飛び出したっておかしくない
もう、呆れるくらいに
幾度となく繰り返した痛みだ
出会う時はそう、突然
嫌な予感と並行して進む
その場任せの楽しさ、欲情
君を見ながら、でも今度は
僕は自分自身も見ているよ
どーしてか今までだってさ
上手いこといったりいかなかったり
どっちにしろ
出会いには欲望が付き添いで
愛しさに痛みは常だってのにさ
わかっていながらも何度もホラ
また自殺するみたいに僕は
美しい空と水平線の見える崖に
向って歩いて進んでる
集中して、よく感じてみな
ここには風しかないよ
僕を暗い渦へと誘う
轟音と突風
容赦なく叩きつける
春の嵐のような痛みだけが