詩人:さみだれ
君が無くした彼は
ひどくやつれたなりをしていた
気づいてなかったの?
幸せという言葉を彼が嫌っていたこと
君が愛した彼は
魂の抜けた人形のようだった
知らないとは言わせないよ
彼のものをすべて奪い取ったのだから
君は彼の目になれる?
なって幸せを見つけられる?
だめだよ
君の心も彼にしなきゃ
怖いだなんて
君は彼を愛していないの?
彼のことを知りたくはないの?
君が忘れた彼は
ひどくやつれたなりをしていた
荒んだ心か空っぽの心か
彼は生きた心地はしなかったのかな?
君はもちろん幸せだろうね
彼を忘れた君は