詩人:甘味亭 真朱麻呂
雨降りの空から
悲しみ降り注ぎ
眠る瞼の裏に焼き付いた夢の崩壊
汚いグレーで塗りつぶされた世界へ
僕たちを連れていくだろう
壊れていく理性をいつまで保てる?
今は幸せな顔でいられても
明日はもしかしたなら涙するかも
今はこんなに晴れていても
明日はもしかしたなら雨なのかも
汚いグレーで塗りつぶされた世界へ
僕たちを連れていくだろう
色あせてくものを重ね塗りしても遅い
絶望はもうすぐ
僕の住むこの世界を覆い尽くすから
緋色の雨がすぐ
僕たちが作り上げた思い出を壊すから
心さえグレーに染まっていくよ
油まみれの君と僕で醜いのはどっちだ
紛れもなく僕だろう醜いのは僕だろう
汚れてく
壊れてく景色を世界をデリートしよう
今2人でこの悪夢から目覚めてしまおう
すべてがグレーに染まる前に
気持ちがグレーに染まる前に
目覚めてしまおう。