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詩人:快感じゃがー
彼女の顔を見つけた 放課後
隣で 幸せそうに 無邪気にはしゃいでた
何にも知らずに笑ってた
わたしは バカみたいだって思った
『でも くるしいのはどうして?』
酸素は 確かに 肺をすり抜けてゆく
呼吸が上手くできずに 死にそうに なる
『…いっそ、それでもよかったのに。』
空は暮れては 明けるけど
でも この世の何処かには
そうじゃない一日も あるみたい
そして それは今まさに
わたしの心 そのものだわ
ただ 祈りながら 眠りに就く夜の
心許ない孤独と切なさ
彼には ちっとも届かずに
光って堕ちる 閃光の
流れ星の欠片のような。
きっと そんな一時の幻でしか ない
このちっぽけな
ちっぽけなわたしの想い
『どうぞ、彼女とお幸せに』
勝手に笑えばいいよ
みじめな恋だと
だけど わたしはあの日 真剣だったから