詩人:ℒisa
お腹に耳を
あてる事も出来ないし
ましてや
そっと覗いて見る訳にもいかない
こんなに狭いところに居て苦しくないかな
ちゃんと大きくなっているのかな
手も足もちゃんと動かせているかな
お腹は空いていないかな
あなたの為とは言え
思えば今まで自分の体を
こんなに大切にした事はなかった
なんて馬鹿な事をしただろう
お腹にいるあなたを
こんなに愛おしく
こんなに大切に思うことが母性なら
私を産んでくれたママもきっと
私を大切に扱ってくれていただろうに
知っていたらきっと
もっと自分を大切に出来た
親の心、子知らず
きっと今頃
親指でもしゃぶって
すやすや寝ているかもな