詩人:Ray
永遠なんて
やっぱりないよね。
「ずっと一緒にいるよ」 って
約束したあなたなのに
いとも簡単に
左手の薬指
指輪はすぐ
別の物に代えられた。
永遠を
ばかみたいに
信じてたあたしは
他に代わる
指輪を
見つけられないまま
きっと
この冬を越える。
寒くなったのは
左手の薬指
だけじゃないよ。
あたしの
消化しきれない
この想いは
今宵降る 雪の如く
静かに 静かに
重なり
積もってゆく。
ただ 一つ
永遠があるとするなら
この想いは
決して
あなたに
届くことは
ないんだって こと。
雪は
いつか溶けるけど
あたしの想いは
一生
消えないよね。
こんな 永遠
哀しすぎる。
欲しかったのは
あなたとの 永遠・・