詩人:野上 道弥
自分の元から去ってゆくのを容認出来るのならば
こんなに苦しんだりはしない
自分から去っていくのを容認されないから
荒んだり蔑んだりするんだろう
罵って踏みにじってやるほどの勇気が持てないから
何かを求められたら惰性で叶えてしまうんだろう
今自分を一番必要としてくれている人の元に走る為に必要なものは
一体何のか
それを知っていても安易に出来ない周りの環境
乱立する脅威
悪意の無い好奇心
何処で狂ったのかは良く分からないけれど
今自分の行いを止めようとする周りのお節介
こんな人達を要らないと感じられるから
狂ってるんだろう