詩人:どるとる
僕らは離れ離れ
織り姫と彦星のように
遠い場所から遠い場所へと思いを募らせる 毎日を生きてる
きっと一緒になったらこんなに 久しぶりに会えたこと 喜べないね
心はいつもひとつさ
会えないぶんだけ
いつも心はつながってるんだよ
ねむれない夜も
いらだっちまう朝も
君の声聞くだけで
1日は明るくなるから
もう少し大人になったら君の家に行くからね
船に乗るチケット
港から君の家までの地図
君が笑顔で写ってる写真
カバンに詰めて
君に会いに行ったあの日はもういつのことだったのだろう
僕らはきっと離れ離れだから
ケンカもできないけど
そのぶんだけやさしい恋だから
いつも 会えたときは駆け寄ってキスをするんだよ
何度も抱きしめあうんだよ
君と見た夕日
水平線の彼方
沈む太陽
忘れない
忘れないから
いつの間にか
さめてた恋だけど
君は誰より
愛していた恋人さ
遠い恋に思い馳せては切なくなるけど
もう終わった恋だから
ただ今は願う
君の幸せを 一心に
遠いこの場所から
遠いあの港町まで
僕は思いをとばす。