詩人:甘味亭 真朱麻呂
ああ
なにもかもがまるで嘘のようだよ
「やれ」と思って頬をつねってみても現実らしいけど
僕はとても信じられなかった
だってこんなに幸せな毎日がキミとの日々を過ごせるから
振り向くとキミが微笑んでた
歌はあまり得意じゃないんだけど
今精いっぱい得意じゃない事をやりきろうとして
やっぱり失敗して
何度も失敗して
それでも僕は歌うのさ
うたをうたおう
うたをうたおう
美しい声じゃなくても
思いはいつもここにあるから
ああ
大丈夫
大丈夫さ
そう言いながら
キミとうたをうたう
少しうまくなった気になって
泣いてた時間が嘘みたいにまた笑えるから
大丈夫
大丈夫だって口パクで
ああ
うたをうたおう
うたをうたおう
キミと歌いたい
もう一度歌いたい
声をなくした歌姫よ。