詩人:快感じゃがー
臨界点
上りつめた後で
懺悔を聴く
頭上をかすめた
淡い妄想
打ち砕けば
世界は明日も難なく
廻るだろうと
何故だか
少し
切なくもさせた。
痛々しいのは
たまに
あなたが
声を振り絞って
泣いたりするときや
震えながら
愛を数える日
虚ろな瞳で
地下鉄の駅、3つ
乗り過ごして・・・
ねえ
またちょっとだけ
孤独を覚えたね
絶頂期ならば
ひとはやさしい。
死んだも同然の
ここにある魂も
君に、そう
見つめられたなら
ぞんざいには
扱えないじゃない?
まさに、という言葉が
正しい予感
脱出試みて
損じた心に
もう一度
首輪を繋いでおくの。
離れたら終わりだと
誰かは言ったから
濫用権を認めよう
今日、
氷になって
あなたが溶かせば
やっと往ける
あなたが
舌を使えば
やっと、
やっと行けるよ