詩人:どるとる
君がいてほしいときにいてあげたい
本当の愛ってものは多分いつも一緒にいるんじゃなくて
見守るようにそばにいて
いてほしいときにそばにいればりっぱな愛だと思うのさ
でもそうはいってもいつもいてほしいと願う君の心と僕の心の奥に秘めた思いはぴったり重なるね
喜びと悲しみ
繰り返す日々
考えてもしかたないのについ生きる意味だとか探してる僕がいるよ今日も
真夜中 なぜか
窓を開けていた
その向こうに
何を期待したわけじゃないけどあまりの暗さにため息をついてしまう
未来への遠望
ちらつく雨雲がひどく邪魔だな
君をただ心から愛したくて
君にただどこの誰より愛されたくて
白線をはみ出してわけもなく走り出した
息切れするのも早く
運動音痴なのがばれたかななんて
君と笑いあったあの日も今は遠い昔だね
たとえば君がこんな僕を永遠に君のそばにいること ゆるすなら
ずっとそばにいたいよ
そして君と僕の終わらない会話はとめどなく続くよ
愛という素敵な
言葉を言い訳に
僕らは永遠の中を歩く
どこにでもいるありふれた恋人さ
僕らの長い長い旅は
永遠という場所ではじまり
新しい世界が生まれ続ける
永遠という場所にたどり着いてから
僕らはずっと恋人
ほら また 夜が来たよ
だから窓を閉める
なんて 理屈にはならないよ
互いの幸せという名のかがやく月をこの瞳に映すまでは 映すまでは。