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詩人:甘味亭 真朱麻呂
移ろいゆく時を旅する
思いの果てのその果てまでもゆく
消えてしまいそうな望みのない明日
それでも僕は願いそして信じてる
いつか報われる日が来ること
答を探しさまよい歩き
失ったもの得たものは
数え切れないほどある
眩しすぎる夜のneon
雨の中で繰り返す儚き願いと数ある夢
言葉にならないほどの愛をくれたきみ
いつの間にか悲しみだけを残したまま
行き止まりの壁の前立ち尽くしていた
繰り返す
溜息…
止めどもない
悲しみ…
胸の奥を未だ突き刺して夢を喰らう
空虚に包まれたこの部屋で憂うつな毎日は
繰り返し繰り返し続く
何度でも
命果てるまで
さびしくて 悲しくて
全てが嘘の様に流れた
嵐の後の静けさの似た
静寂に降りしきる
雨の中で繰り返す儚き願いecho
追いかける
夢も理想の未来も
少しずつ濁っていく
僕は染まる
青く青すぎるほど
少しずつ壊れていく
静寂に降りしきる雨…
雨上がりの太陽
はみ出した希望と光
悲しみのない世界で喜び
また
悲しみのある世界へゆく
繰り返す日々は
誰のために?
何が故に何の為に?
疑問ばかり深まるばかりで
それでも
旅は終わらない
生きていく理由を
意味を意義を探し続ける日々は続く
晴れた青空の下でも
どしゃ降りの雨の中でも
探し続ける
願い続ける
変わらず ずっと
果てない旅は続いてゆくのさ ずっと
儚き願いを抱いたまま時を旅する。