詩人:楓
喧嘩や言い合いも多くなり
もぅ
お互い離れた方がいいと思った
ァナタに打ち明けると
私を嫌いなフリをした‥大嫌いって
さよならの後に
臭いコトバなんて
一切言わなかったァナタが
受話器越しに別れ際
鼻をすする音が聞こえた
そして
もし本当に輪廻転生があったら
普通の家庭に育ち
普通の人生を送り
普通にまたお前と巡り会いたい‥
そして来世こそお前と幸せになりたい
って‥
私はこの時
ただ
無条件にァナタが好きだと想った
もうコトバにしないと決めていた
大好き‥という
コトバを
無意識に伝えていた
2007/08/01 (Wed)