詩人:アジス
夢をみた
もういるはずのない君が
僕に微笑んでくれた
君の笑顔は
どこか寂しそうだった...
君と交わした約束
君と夢見た未来
そんな希望も
すべてなくしてしまった...
あの日から
僕の時は止まったままだ
もう決して動き出すことはない
そう思っていた
だけど
君は寂しそうな笑顔で
僕に語りかけてきた
『ありがとう...』
君の言葉が
僕に時をくれた...
そっか...
君は幸せだったんだ
よかった...
僕も安心できたよ...
僕は君を忘れない
そしてまた
時は流れる
君が夢で呟いた
『ありがとう』の意味を
僕は探し続ける...