詩人:夢中人
果てない砂漠には何があるの 青空は永遠に続き過去を語らない 砂にそびえる樹は千年枯れる事無く生き続け地に埋もれる 明日が来るのは風が吹き砂が舞うから 水が生命を支え奪うことを知り 太陽に手をかざし願った 悲しみがあれば喜びはあると知っているから人は皆笑顔を絶やさない 死を旅立ちと考えたら暗闇が眩しくなった 砂漠は始まりだと気付き両手を掲げた そこには未来が微かに霞んで色褪せる 大地と呼吸し今また終わりの無い小説を描き続ける 身が滅びたらこの踏みしめる砂と共に風に舞い 何時までも青空を旅していたい