詩人:彰
君の声が聞こえたなら僕はもっと自由に生きてた
君の声が聞こえないから僕はそんなふうに歪んだんだ
君の全て愛したなら僕はもっと君といられたね
君の全て恐れたから僕はもうここにいられないよ
もっと早く出会っていればよかったのにねと君は呟く
僕もしょうがないさと嘆きながらもどこかで現実を蹴り飛ばした
僕は君が嫌いで 君は僕が好きで
しょうがないなんて言葉は、きっと僕のためにあって
この上から君を蹴っ飛ばしたら君は天使みたいだ
この上から僕が身を投げても君はきっと変わらない
泣かないでいってたのはきっと僕のほうだったんだ
寂れついた公園でも夢はきっと見られたはずだよ
振りほどいて殴り飛ばして蹴っ飛ばしたんだよ なのに
君の弱さ強さ無視して僕は君を嫌ったんです
愚かだとか醜いとか勝手に罵ってください
しょうがないは僕の十八番なはずなのになんだか君みたい
君がいても君が居なくても僕はきっと歪んでて
せめて君が眠れるよに僕はたった一人で歌うんだ