詩人:アイス
キミがいなくなって
何日が過ぎたのだろう
キミがうちに来なくなって
何日目になるのだろう
どうしてこんなにも
身体が動かないのだろう
どうしてこんなにも
部屋の中が静かなのだろう
初めて聞こえてきた
隣人のクシャミ
キミがいないだけで
何もかも色がなくなり
キミがいないだけで
心のないモノになる
聞こえてくるのは
静かな夜に通るバイク音
通過してしまう
バイクの音が淋しさ誘う
目に残るのは
キミの優しい笑顔
耳に残るのは
バイク音と優しい声
肌に残るのは
キミのぬくもり
ただ
心だけは空っぽで
キミのいない日々に
鮮明な景色はなかった
笑い方を忘れてしまい
潰れてしまいそうな自分を
必死に動かす自分がいる
夜のバイク音が
アタシの全てを動かす
淋しくさせる音
でも
キミが帰ってくる音だから