詩人:村和緒
キティーが田圃の周りの道を走って居ると
道路が蜜でネバネバしていて走りにくかった
秋の青空で雲一つない
抜ける様な高さの秋の空
こんな日は公園のベンチで本でも読んで居ると
さぞ気持ちがいいでしょうと
キティーは思って
走るのを止めて公園のベンチで本を読む事にした
すると公園には
「なななななな、君はラッキーセヴンだ」
と言って近付いて来る祈祷師がいた
「しかし悪霊に取り付かれて居る。どれ除霊してしんぜよう」
と言いながらキティーに近付いて来た
「さあ缶ジュースも買ってあげよう」
と祈祷師は誘いかけるが
その時近くの路上で車が急停車したかと思うと
キティを掴んでさらって行って仕舞った