詩人:wbs
小さな女の子は
青く 広い空を見上げ呟きます。
「こんな広い空の下、
こんな小さな私を見つけてくれる人はいるのかな?」
太陽は答えます。
「安心しなさい。
あなたのもとにも私の光が射しているでしょう。
それは私があなたを見つけたからです。」
女の子は呟きます。
「こんなに広い空の下、
私の悩みなんてちっぽけだ。」
空は答えます。
「安心しなさい。
僕のこの広さで、どんなあなたをも包んであげましょう。」
女の子は呟きます。
ただ
「ありがとう」
と。