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[89891] 11-104

詩人:、。

独りだと感じている
独りで孤独に溺れている
呼吸が覚束ない
呼吸が弱まって
意識も弱くなる
弱体
声を出す理由もなく
声を出せる場所に居なく
腕を広げれば一杯の
白いシーツのベッドの上で
静かに光る画面を見つめて居る
沈んでる意識は目覚めず
まだ瞬きしかして居ない
荒れる事もなく脆弱な呼吸を保った儘
闇に浮かぶ光を虚ろに見詰める
指と脳味噌の意識は跡切れ
繋らない信号を送り続ける
前を見据えている様に見えても
虚ろな瞳には何も映ってなくて
脳味噌が何も認識してない
唯、意識を意識しない時間が過ぎて行く
ボーッとして
目の前も、頭の中も真白になる
でも意識が跡切れる訳でもなくて
唯、真白な現実が広がってて
意識が意識を意識しないだけ

時間だけが静かに過ぎて行く

2006/11/22 (Wed)
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