詩人:ふぉれすと
久々だというのに
予定さえも入っていない
漠然とした休日の日曜
やるべき事は山積だけど
その根本にカジリつく気力も無くて
フォークギター鳴らして気を紛らわす
出てくる歌詞は嘆きか怒り
奏でる旋律は哀愁で満ちている
誰かが聞いているわけでもない
何かに語りかけているわけでもない
ただ身体から流れ出ていく
“不可解な心の一部”
楽譜に留めようとは思わないさ
音符にしたら感情が無くなりそうだ
詩として残そうとも思わないさ
言葉にしたら意味が色褪せそうだ
ただ君にだけは届いてないかと
尽きない君への想いが生んだ
絵空事だけが儚く残って
静かな木漏れ日と調和する
そんな昼下がりの日曜日