詩人:清彦
愛は間違いなく苦しみそのものだ
憎悪と執着と悲しみの根源だから
あなたを見てると
わかる気がするよ
手を差し伸ばしたら
引っ張られて
ああ、
また
深い地獄に
差真っ逆さま
景色が逆転して
近くが遠くになる
暗い渦の底に着いたら
問いただしてみたらいいよ
生きる理由は
生きる理由は
生きる理由は
生きる理由は
生きる理由は?
やがて
ひとつの答えが浮かび上がる
もうそれは
呪いなんだと
やがて死ぬ事すら忘れて
ひっそりと漂うのさ
全てを失う
その時まで
2018/01/06 (Sat)