詩人:トケルネコ
離昇 3パーセクの怪鳥 璃の森の遊戯
眼底干上がらす 胎蔵の機知
アスタリスク培養 万葉のプールに空は墜えた
アドニスの胸は磁器の怨眉 女と眼のリキュールで さぁ、溺れよう
それは一文字の過渡 月満たすダークマター
先鋭の鬼門 アドケナキ詩文の麗句
流れる そして流れる 像つづら折る高軌道プロミネンス
影 それはまた景 廃墟飾る遺体のオブジェ
僕はまだ必要を知らない
彼女は物腰で笑う 紫煙の斜なき陰陽で
未来はこのインデックスに捜そうか
化わることなき逢瀬の雨に、果てに
夜はその猛禽の爪で触れようか
融ける睡なき 胸線のベルモット 夢見
2章
二人
永続だけ
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