詩人:もとり
愛してる受話器越しに聞こえた言葉は右から左へと私の身体をすり抜けていく貴方の言葉は何処か羽根の様に軽く足枷の様に重い端から見たら上手くいっている筈なのに何処かが掛け違ったまま上手く心が重ならない気持ちが伝わらないまだ歪んだ幸せを壊したくないから出来る限りの明るい声で精一杯の気持ちを声に乗せるそんな現状に見ないふりをしてそんな現実に気付かないふりをして