詩人:甘味亭 真朱麻呂
それぞれが
それぞれにいろんな夢を持ち
叶えたいと願いながら
限られた時の中で追い続ける
同じ道など
歩けはしないよ
違う道を皆
歩いていくのさ
思えば数ミリ程度の不安だったよ
あの頃は
だけど今じゃ
数メートルまでぐーんと跳ね上がった
スタート地点は
皆一緒なのに
ゴールに近づくにつれ遅れていくボクは駄目な奴なのか?
夢を叶えていく周り
それでもボクは走りつづける
ゆっくりとでも着実に
確かな歩幅で攻めていく
あれだけの距離を狭めてく
そう、ちょっとずつちょっとずつ
周りなんか目にも留めずボクはボクでボクなりに夢までの距離を埋めていく
そう、すこしずつすこしずつ
関係ないさ周りなんかなにを言われようがバカにされようが聞こえねえふりだ
ボクの夢は
悲しみを越えた先にあるのです
悲しみを越えない限り掴めない
だから
そう、ちょっとずつちょっとずつ
急がず焦らずゆっくりめに歩いてく
ペースはこのまま
あげることもなく
下げることもなく
ペースはこのまま
体力が続く限り
歩みは止めない
意識がある限り
眠りはしないさ
夢への旅はまだ長く果てしないさ
終わらない距離はまだまだ続く
それならボクは友と別れて行こう
同じはあり得ない
皆
違う道を歩き行く
それぞれのあしたへ
それぞれのミライヘ
悲しみさえ背負い込む覚悟で
そのために
スタートを切ってここにいる
飛ばすことなく
休むこともなく
ボクは人生という特大レースを走ってる
同じ道じゃなく
皆
違う道だからこそ
素晴らしい未来になる
素晴らしいあしたになる
きっと
このまま
走りつづければ
予定より早く
夢まで着けるか
未来という目的地(ゴール地点)に。