詩人:あいる
夢の中ではやっと
降ってくれた雪達
水分は含んでなくて
冷たさだけが目立つ
パラパラって
磨かれた
灰色は
溶けずに積もった
ピカピカって
雪を退かしながら
歩くボクは空が不思議
等間隔の街灯が
上を向きたいって
泣いてる
歩けなくなって
ボクは泳いでる
溶かさないよ
夢見ていたいの
君の喉が
辛そうにみえたから
のど飴じゃあないけど
君に一粒雪をあげたんだ
おかしいよね
君は人生の味がする。
って言ったんだ
ボクも味見したけど
味なかったな
人生ってこんなもんか
まだ
捉えきれてないのかな
空が不思議
あの青さに脅迫されたの
むごいほど小さいボクは
ボクらは空が不思議
サラサラって。
お別れもしないで
雪は消えた
一粒涙が
ボクの唇に触れた
人生ってこんなもんか
でも人生の味がしたんだ
今日は一段と
空が不思議