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詩人:カィ
電話越しに、抱きしめられてる感覚になる
あなたの声
喋り方
タイミング
電話切った後に残るのが
寂しい
じゃなくて
暖かい
煙草の匂いも
感じそうで怖い
あたしは
飛びたかった
あなたの所へ
翼をなくした天使は
何処へ行くんだろう
あたしは
唇噛み締めて
睨み付けた
あなたのいる所を
あの人と
あの子を
あなたは
これから
全力で守るの
その人達を憎しみに近い眼差しで見たくない
そうだね
知らなくていいこといっぱいあった
あなたは、一生教えてくれないんだろう
あたしも、知らなくていいや
それが優しさと言うなら
きっと
あなたのこと嫌いにはなれそうもないし
次会う約束はするけど
日にちも
時間も
何も決めない
だだ
行きつけの飲み屋と
絶対行こうねの言葉だけ。