詩人:アイカ
そして
誰も居なくなった
時がたって
いろんな事に
出会う度
君はまるで
別人の様になって
私は
またこの場所で
一人きりさ
きっと
お昼過ぎには
世界まで
アタシを置き去りにして
滅びてしまうんでしょう?
分かってる
分かってる
最初から
アタシは
"いらない子"
分かってる
分かってる
最初から
アタシは
一人だもの
みんな
必ず去ってくんだ
永久不変の
優しさが欲しい
どうせ
"いらない子"
そして君は
やっぱり
"可哀想な大人"
だったんだね
想い出は
パンについた
カビのニオイがする
本当は腐ってる
その気持ちでさえも
まだ体は海に
沈んだまま
浮き上がった様に
見えただけ
行ってしまう
くらいなら
最初から
近づかないで
欲しかったよ
どうせ
全部あの子の為
私は
"いらない子"
それでいい
それで満足