詩人:中村真生子
日向灘の断崖の下に亀の形の大きな岩。その背中に縄で囲まれた大きなくぼみ。断崖の上から運玉という素焼きの球を投げその窪みに見事入ると願い事が叶うのだという。5個100円也。誰もが真剣に窪みをめがけ運玉を投げる。けれど入りそうで入らない。海に沈んだあまたの願事も鵜戸の神様が広いお心で叶えてくれることを願わん。誰もがはるばるやってきたのだから。鵜戸神宮/宮崎県日南市大字宮浦3232