詩人:ヒギシ
どんなことを想ってもどんなことを願っても寝転がって目を開けてると視界はいつも青くってたまにどこかへ行く鳥を目で追ったり追わなかったり風に乗ったキンモクセイ昔住んでた家の玄関出掛けるときと帰ってきたときパラパラ落ちる可愛い花を少し握って部屋に撒いておとぎ話の続きを捲り独りで笑ってまた出掛けてどんなことを思ってもどんなことを望んでも流れる雲は止まらなくって香る風は頬を撫でて