詩人:どるとる
生きるということはただ地面に足をつけていることだけでいいのか
それが生きることなのか
少しずつ少しずつ
生きるということがわからなくなってくる
生きるということの意味や生きる理由を探しても
いつもくだらない意味や理由で生きるというほんとうの答えを汚している
生きることを
生きてゆくことを
あきらめたなら
僕はきっと
悲しいだけ
生きるということは
笑ったり泣いたり
失敗したり転んだりするそのすべてが生きることなのさ
地面に立っているだけならかかしにだってできることだから
生きる人ならば
歩き出すんだ
そして笑うんだ
たまに泣くんだ
思いを叫ぶんだ
心の底から生きるんだ
誰の言葉にも
誰の嫌みにも
答えはない
僕が生きるから
明日へ続く物語は続く
生きるということは
生きるということは
きっとそういうこと
それがより高い場所へ飛ぶための生きる翼。