詩人:どるとる
満月にうさぎが
餅をついてる
つきたてのお餅は
美味いよ
そんなイメージも
もう過ぎて
今は冬の訪れを
待つばかり
今年も雪は降るんだろうか 空に
この街のさびしさや
はかなさに僕は何の音沙汰もなく田舎へ帰る
そんなイメージが今度は浮かんできた
そんな身勝手なこの僕でさえあの満月は照らすから
ありがとう
ありがとう
ごめんね
なんか
すいませんね
だなんて言っちまう
満月の明かりの下
僕はただ立ち尽くして時間が過ぎ去るのも無視して満月とにらめっこしてる
そんななんでもない夜がまた今日も近づく
夢から覚めれば
満月が空に光の雨を降らす…そんな夜
美しいな
美しいな
今夜も…