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[92197] 雨降りの駅、少し切なげな物語

詩人:甘味亭 真朱麻呂


夕暮れ時の駅のプラットフォーム
キミと僕は違う行き先の電車を待ってる
向こう側とこちら側で向き合って椅子に座る
電車が二人の視界を遮るたび不安になる

…次いつ会えるの?
最後に話した会話
虚しくなる
今年も気持ち伝えられなかった
来年こそはと思うけど自信ないんだ

雨降りの駅
やがて僕の乗る電車がきて
キミは半分立ち上がり
小さく手を振る
発車ベルが鳴って
電車は動き出す
キミがどんどん小さくなっていく
……帰ったらメールするよ
来年また会おうね…。

2006/12/26 (Tue)
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