詩人:ℒisa
嫌な事があっても最初は頑張ろうって思ってた
嫌な事ばっかりですっかり疲れちゃって
人に優しく出来なくなって傷付けて
だんだんと誰も優しくしてはくれなくなって
自分ももう戻れなくて
いつしかそれが当たり前になって
優しさが邪魔くさくさえ思えて
遠ざけて軽蔑して
毎日怖い顔しながら無理に笑って
戦うように人ごみを歩く
誰も優しくない人ごみで
たまに素直になって誰かの優しさに恋をしたり
そうさせてくれるものに出会ってほっとしたり
いつしかその人にさえ優しく出来なくなって
失って絶望したり
そんな事全部に疲れてしまって
周りのみんなが優しかった幼い頃を思い出して
もう戻れないんだって切なくなったり
それでもやっぱり諦めきれずに
記憶に残るほんわか優しい記憶
そんな家族をまた
誰かと一緒に作ってみたり