詩人:どるとる
月と太陽は向き合うこともないまま朝と夜はまるでべつの世界の出来事のよう 闇に見とれる猫がいたなら光にめまいする人がいたなら 僕はそいつを夜の住人と呼ぶ 月と太陽が向き合うことがないように朝は君と向き合わない それはまるで太陽と月のように 夜を好む眼光鋭いそなたは夜の住人 到底明るい場所では不器用にしか生きられない。