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詩人:nao
愛した場所へ
帰りたい
今が例え幸せでも
あの頃より幸せ
なんて言えるわけないから
なくしたものは
ひたすら悲しまないように
わざと忘れたふりして
我慢してきた
失いたくないものは
確かにあったけど
変わらずにそこにあるものなんて
あたしにはなかった
絶望感に満たされて
涙さえ逃げ場所を見つけられずに
あたしはただ何かを求めた
体温と言葉があれば幸せだと思う
あなたはあたしを物のように扱っていたから分からないでしょう?
あの場所へ行きたい
暖かくて優しい
ぬくもりが溢れてた
きっとあたしはあなたを求めて居たんじゃないの
あなたのぬくもりを求めて居たの
与えてはくれなかったけど大事なこと教えてくれた
もう一度だけあの場所へ
きっと行けば辿り着ける
あなたを優しく許すことも出来るわ
だから最後に夢見た場所へあたしを連れてって‥‥