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詩人:野上 道弥
離れているのは体だけ
心まで遠くにした訳じゃないのに
何故なんだろう
いつでも会える距離に居ないせいか
気持ちにズレが出来かけている
会いたいな
いつも近くに居て欲しいな
片付けなきゃいけない荷物が多いから
今すぐ行けないんだよね
空を飛べる靴があるなら
手をつないで何処までも行くのにね
その靴を君にプレゼントして
君からも飛んで来れる様にしたいね
それで一緒に荷物を片付けて
燃えるゴミの日に出してしまいたいね
僕は一人でも生者のゴミと闘えるけれど
君がそばに居て支えてくれたら
何があっても負けないのにな
だからそばに来て一緒に闘って欲しいな
君は君の自由の為に
僕は僕の自由の為に
二人で二人の未来の為に
どうして君と出会う前に生者ゴミと出会ったんだろう
何だか心が痛い
もっと早くに会いたかった
後悔はまとめて死ぬ時にする筈だったのに
君と早くに出会えなかった事と
生ゴミと一緒になった事は物凄く悔やまれる