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[112849] 詩のための調味料T

詩人:甘味亭 真朱麻呂


ボクはいつも詩を書くときに
その詩に一番あった言葉を選ぶ用にしています
料理でいう素材の持つ味を引き立てたり
引き出したりするように
詩にも一番あう言葉とあわない言葉がある
料理だってしょっぱすぎたり味が濃すぎたりしちゃいけない
自分の持つアイデアという具材を頭の中のおなべに入れて濃い薄いを調節しながら作り直したりする
素材はひとつじゃなくバリエーションも豊富で様々だから
同じ料理人、詩人が作っていてもいつも違う味が楽しめる
違う世界を楽しめる
味覚も風味も全く違うものがアイデアひとつでいくらでも生まれるんだ

難しく考える必要はない
自分の心に持つ気持ちに正直に書いていくこと
それが詩を書く上で一番重要なこと
言ってしまえば技法や比喩などを使って書くよりも
思ったことを書いて詩にした方がよっぽど気持ちがかいま見られてステキ
その人が何を思っているのかいたのか
見てすぐにわかるような詩なら
ステキだと思う
反論しあったり評価したりする前に
まずは詩を心から楽しむこと
それがずっと僕の中での心理、真実になってる

深層心理を読み解くより
中枢をえぐるような堅苦しい詩を書くぐらいならば
自分の心そのままに気持ちを込めた詩を書きたい
反論しあったり人の思いある詩に評価するのもまた詩の世界
けれどきっと詩というのは心から楽しむためにあって
比喩だとかを使って書くよりも自分の気持ちに正直になって書いた詩の方が気持ちがまっすぐで読む人にもわかりやすくすぐ読めば伝わる
そう思う

技法や比喩だとかは自分のかいま見るためのさらけ出す裸のままの気持ちを隠してしまう
堅苦しく難しいルールに偏った詩なんて
きっと何の面白味もない全く無機質な見ていても楽しくない詩だと思う

それは素直になろうとする自分の心を遮る

2007/10/20 (Sat)
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