詩人:どるとる
窓の外を眺めたら
なんだか切なくなる
目を閉じたときに広がる暗闇よりちょっとだけ明るい夜空
ライトアップするように月明かりがほら
星空の下でステップを踏む誰かの足元を照らしているよ
なんだかちょっとだけさみしいから
泣いてもいいかな
弱みなんかありすぎてさ 力を抜いてしまえば空気のように涙が溢れ出すから
あんまり厳しいのは好きじゃない人だから
なるべくなら笑っていたいから
窓の外に浮かぶ月など
たとえば話題にして
朝が来るまで話すなんていかがですか?
お茶をのみながら
つまみ食いながら
くだらないことを話そうよ 話そうよ
踊りたくなるような素晴らしい1日に乾杯する夜は全然知らない他人の幸せさえ願えてしまう
誰かのさびしい帰り道に月よあたたかい光を注いであげてね
四角い窓の外に月がある景色はまるで一枚の風景画のようだよ
君にも届けたいな
この思いを。