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詩人:甘味亭 真朱麻呂
不意に思い出させるように
不意によみがえらせるように
遠い日の真実は僕に語りかける
そう間違いじゃなかったと
僕にそっと夢の中で風になってやさしい声で遠くから近くから告げるんだ
遠いような近いような
今では昨日のように思い出される
遠く遠い過去のあの日の映像を心のスクリーンに映し出して
かすかにぼやけて
見えたものは
僕がつけた足跡
証という名の正義
いつも正しい間違えで苦しめられ迷うことはもうない
完全でない不完全なボクらはもう
今となってはそんな事を気にとめていた
僕がバカらしく思えるほどアホらしく思えるほど
深くうなずいて
すべてに納得したのだから
それゆえに答を濁すこともなく
今ハッキリとうなずける
閉じこめていた思いを言おう
あの日と同じ過ちがまた繰り返されぬためにも
笑って 笑って 笑って...
心をやさしさで満たしていこうか
僕と君とたくさんの幸せの中で囲む安らぎ
この暖かい温もりのある場所で
今
新しい今日がまたボクらに始まる
始まるんだ
完全でなくても
不完全であっても
互いの愛を信じ
寄り合って
寄せ合って
重ねて 重ねて 重ねて
朗らかな真実を。