詩人:どるとる
この世界でいちばん大好きな人に何ができるかな
いつもいつでも考えているんだ
人を愛すことより
人に愛される人がいいと思っていた僕はばかだったね
人を愛すことも知らないのに人に愛されるわけもないね
すみれのような可憐な君が笑うたび
僕の胸の中に綺麗な綺麗な花が咲く
この世界は果てしなくどんなに人生が長いといっても百年でも回りきれないくらい広いけど
その中で君を見つけたときから始まった
純白のストーリー
悲しみは眠れ静かに
またページは先に送られ 今日は過去になり明日の今日が今になる
心に咲いた花は
日を追うたび
鮮やかに咲いて
昨日よりもっと
君を好きになり
明日はもっと
君を好きになる
単純な話じゃないんだ
人を愛するということは
複雑に絡み合うストーリー
絶え間ない日々に埋もれながら
何か探している旅人よ
宛のない旅の終わり告げる永遠の暗闇が視界を覆うまで
僕は君と踊り続けよう
それが僕のできること
特別なことなんて何もいらないんだ
ただそばにいておもしろい話をするだけ
それだけで花を咲かせる花
その名前は幸せという花
今も揺れています
ふいの悲しみで
笑顔はたやすく
消えてしまう
キャンドルの炎が消えてゆくように
つかの間に
訪れる
喜劇から悲劇への
舞台移行
単純な話じゃない
人に愛されるということも
白み灰色がかったストーリー
絶え間ない日々に埋もれながら
失ったもの探す旅人よ
それを見つけるまで旅は終わらない
僕と君で描くたったひとつの最高傑作
いつの日か完成させてやる
それが僕のできること
特別なことなんて何もいらないんだ
ただそばにいておもしろい話をするだけ
それだけで花を咲かせる花
その名前は幸せという花
明日も揺れています
愛はずっとここで
咲き続けて そして。