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詩人:どるとる
合い言葉は大丈夫
どんなときでも
へっちゃらだよ
なんの確証も自信もないけど
大丈夫っていったら大丈夫なんだよ
1日という賑やかな劇が閉幕を迎えるころには
ピエロだった人たちも化粧を落として
素顔で大事な人の前
素直に笑うだろう
嘘なんかで本音を
隠さなくてすむだろう
世の中はどうやら
嘘やお世辞なしでは
愛想笑いなしでは
生き残れぬ場所らしい
『大丈夫だよ』まあそーいうことにしておくんなさいよ
ひとりで見るにはむなしい花火の音がドカンと鳴る夏の夜に
僕は思った
あたりまえなことだけど
嘘をつくのも
他人に合わせて笑う会話もすべては誰のため?
せっかくあたたかい
コーヒーなのに
冷えたころに飲む
ような意味のない
人生なんて早く終わってしまえ
愛想笑いやお世辞なんてまったくもって不味いんだよ
反吐が出るぜ
早生まれの愚か者たちよ
愛と優しさをもて!
地球の温度が内側では冷えていくのは人の心が冷たいからかな
僕はいつだって
冷えたコーヒーをいやいや飲んでる
筆記具より
財布より
プライドより
大事にしろと
うざったい
世の中に君は何を思う?