詩人:kana.
舞い降りる粉雪を
手のひらに受け止めた
静かに消えゆくのを
ただずっと見つめ続ける
肌を突き刺す冬の風が
私の心にも吹いているようで
両手を合わせながら
微かな温もり 探していた
もう掴むことのない
君の温かさを想いながら
あれからいくつの季節を
一人て見てきたのだろうか
何度も通った あの場所
今も一人で横切るの
セピア色した淡い想い出
君にはどんな色の想い出ですか?
見上げた 蒼い空
君と出逢ったあの日と似ていた
これから先もずっと
この気持ち 忘れず
歩いてゆこう
前へ 前へ 進んでゆこう